施工例 栃木県那須郡


ガイナ塗布前 屋根

那須には利用されなくなっている別荘がたくさんあります。今回、改装を依頼されたの
も、そんな別荘のひとつでした。28 年経つという建物は、その当時にしては相当に凝ったつくりで、建物もしっかりしています。カビ臭さ、クロスのはがれなど、少し手を加えることで、建物が甦ると思われました。ガイナをご紹介いただいたのは、ちょうどそんなタイミングでした。

稲見塗装さんが鉄板にガイナを塗ったものと、塗らなかったものを比較するサンプルを
作ってくださいました。夏の日差しを当てると、ガイナを塗らない方は触れないほど熱くなっているのに、ガイナを塗った方は熱さを感じませんでした。驚いたのは陽が陰ってからです。ガイナを塗っていない方は陽が陰って、冷たくなっています。ガイナを塗った方は、冷たさを感じません。

ガイナ施工後 屋根

それまでの私のイメージではガイナは熱を反射し、熱くならないための塗料と思ってい
ましたので、冷熱に対してのこの効果には驚きました。那須は暑さ対策よりもむしろ寒さ対策と結露対策、カビ対策を必要とする気候風土です。これは那須では効果的だと直感しました。

さらに驚いたのはクロスの上から塗れて内装に使えること、防カビ機能を強化した塗装
もあるということでした。そこで、さっそくお施主さんにガイナを紹介してみました。初めは屋根ぐらいで採用していただければという程度でご紹介したところ、なんとほとんどの壁・天井の内装、特にカビ問題が生じやすい水回りと、全面的に採用したいという反応が返ってきました。防カビや断熱に対しての潜在的なニーズの高さを実感しました。

塗装完了後、夏の日差しの時期はまだ体験していませんが、室内の断熱性の高さは実感
しました。ガイナ自体は蓄熱する素材ではないので、暖房をつけずに温かいということはありませんが、ひとたび暖房を入れるとすぐに温まり、小さな暖房機で広い面積をカバーできました。冷たさを感じない効果は、安心感ややさしく包まれた心地良さに通じます。

那須で別荘などが使われなくなる理由の一つに、カビの影響が強くあるように感じてき
ました。せっかくの別荘が使われなくなるのは、建物にとっても、まちの活気としてもマイナスです。人の“気”が入らない建物はどんどん朽ちていきます。ガイナは那須のこうした悩みの根本問題を解消する優れた素材といえるでしょう。建築士の立場からも、建物の性能を維持し、守るための諸提案をさせていただきたく考えておりましたところ、本当に良い素材と出会えたと感謝しております。

有限会社 ゆめみらい
一級建築士 伊藤 篤