マンゴー勢ぞろい

まぼろし の マンゴー の話(前編)

那珂川町の老舗材木店でマンゴー発見!

マンゴー勢ぞろい

コロナ禍で1年待ったオリンピックが開催されようとしている、令和3年7月の初夏を思わせる、夏の日。
弊社代表が「おい!ご近所さんで、あの高級な宮崎マンゴーを作られてる方がいるぞ!」新聞記事を片手にとびっきりの笑顔で私たち社員の前に現れた。その理由はすぐに分かった。「なんでそんなにかわいのかよ~♪」と大泉逸郎の歌にあるように目の中に入れても痛くない、かわいいかわいいお孫様に高級な美味しいマンゴーを食べさせて、その反応を見たいからだった。
我々も栃木県でマンゴー?それもこの県北地域で!冬はマイナス10℃になる、いわば極寒の地、そんな地にマンゴーが育つわけないだろう。頭の中で何度もつぶやいてしまった。でも、情報新聞には今にもかぶりつきたいと思うほどに熟したマンゴーの写真が載っていた。すぐさま、新聞を片手に一家でマンゴー探しの旅が始まった。

新聞によると、お問合せ先が有限会社鈴木材木店さんとなっていた。「材木店?え~?」果物店の間違いではないか、と記事を二度見してしまったほどだ。そして、車のナビゲーションに住所をセットしてみると紛れもなく、有限会社鈴木材木店さんの地図が表示された。
「まぁ、とにかく行ってみよう!行動あるのみ!前進だ!」
と掛け声をかけ、車が駐車場を飛び出した。

目的地に向かう中、頭の中では、(本当に大丈夫なのか)という不安でいっぱいになっていた。

到着した先には、たくさんの木材が並べられており、マンゴーがなっている様子は全くない。

「やっぱりなぁ、やっぱり違うよなぁ」と思い、帰路につこうと考える中、ダメもとで記事に載っていた電話番号に電話をかけてみた。

「鈴木材木店の敷地の中にお店があります」というので、恐る恐る入ってみると、なんとありました。

立派な直売所が!ただ、本日分は販売終了となっているとのことでしたが、新聞記事をみて、とにかく行ってみようと連絡もせず来てしまった旨をはなしてみたところ、優しい声で、お店の中へどうぞと案内をしていただいた。

次回に続く、、、